発芽生物学



種生物学シリーズ
発芽生物学
種子発芽の生理・生態・分子機構


責任編集/吉岡俊人・清和研二 種生物学会/編
A5判 440ページ 定価(本体4,500円+税) 2009年3月13日発売
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植物の一生を左右する発芽の瞬間。小さな種子のなかに秘められた、好機を逃さず発芽するしくみとは? フィールドと分子生物学をつなぐ初めての本。発芽という現象を多様な角度から探求し、「分子生物学」と「野外生物学」をつなぐ。

目次
はじめに
第1部 Baskin夫妻からの贈りもの
第1章 種子休眠のタイプと区分
    Classification & biogeography of seed dormancy
    Carol C. Baskin・Jerry M. Baskin
第2部 種子発芽の環境生理学
第2章 発芽と温度:巡りくる季節を感じ取る  吉岡俊人・藤 茂雄・川上直人
 コラム1 シロイヌナズナ種子が秋に発芽するしくみ  藤 茂雄
第3章 発芽と光 ──チャンスをつかむメカニズム
    豊増知伸・吉岡俊人・清和研二
 コラム2 レタス種子と植物ホルモン ──大学院時代の2つの発見  豊増知伸
第4章 発芽と水・酸素 ──嫌気条件への適応  深尾武司
 コラム3 イネ実生の嫌気応答 ──冠水下で伸びる謎に迫る
      高橋宏和・中園幹生
第5章 発芽と土壌中化学物質  米山弘一・米山香織
 コラム4 ストリゴラクトン:共生と寄生を司る根圏生物間情報物質
      秋山康紀・林 英雄
第3部 種子発芽の生態学
第6章 畑雑草との闘い ──埋土種子のコントロールを目指して  小林浩幸
 コラム5 埋土種子集団の形成に休眠は不可欠か?  本田裕紀郎
第7章 落葉広葉樹の発芽タイミング ──集中と分散、どちらが得か?
    清和研二
 コラム6 被食散布と種子発芽 ──食べられないと死んでしまう種子
      林田光祐
第8章 種子異型性と発芽 ──ばらつきのメカニズムと適応的意義  小山浩正
 コラム7 トルコで見つけた不思議な穂
      ──地中海地域における一年生野生植物の発芽適応戦略をめぐって
      大田正次・丹羽未来子・Hakan Özkan
 コラム8 交雑がもたらした発芽タイミングの多様性  中野真理子
第9章 埋土種子集団に保存された遺伝的多様性
    ──攪乱依存種の失われた変異を回復する   増田理子・西村文武
 コラム9 火入れで維持される半自然草原 ──埋土種子集団の役割
      津田 智
 コラム10 埋土種子を用いて稀少植物を再生する
      ──福井県中池見の田んぼの現場から  関岡裕明
第4部 種子発芽の分子生物学
第10章 発芽とジベレリン 山口信次郎
 コラム11 貯蔵デンプン分解の分子機構 三ツ井敏明
 コラム12 発芽の最終関門 ──種皮の軟弱化機構
      朝比奈雅志・Hiroyuki Nonogaki
第11章 発芽とアブシジン酸  川上直人
 コラム13 アブシジン酸不活性化による休眠解除  久城哲夫・岡本昌憲
第12章 発芽研究の分子生物学的展望  南原英司
第5部 種子発芽の実験法
第13章 環境生理学的発芽実験法
  I.光処理  豊増知伸
  II.温度処理  吉岡俊人
  III.ガス処理  深尾武司
  IV.土壌中化学物質の分析  平舘俊太郎
  V.発芽調節物質の解析  山口信次郎
第14章 生態学的発芽実験
  I.埋土種子の調査  津田 智・西廣美穂
  II.発芽生態実験  小山浩正・清和研二
  III.発芽実験データ解析 ──エクセルとRを駆使してみよう  正木 隆
第15章 発芽関連遺伝子の解析  南原英司・立松 圭・内藤 哲



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目次など各書籍の詳細は、文一総合出版ホームページ、種生物学シリーズをご覧下さい。立ち読みもできます。

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