ネイチャーガイド 日本の水生昆虫|担当編集N村の小咄

 文一総合出版編集部、『ネイチャーガイド 日本の水生昆虫』担当編集のN村です。

 本書の著書の1人の中島淳氏は、担当編集N村が大学時代、同じサークルの後輩でした。「生物研究部」というそのサークルでは、同じく弊社の「クワガタムシハンドブック 増補改訂版」の横川氏、「クモハンドブック」の馬場氏も在籍しており、現在、当時の仲間たちと本を作ることができるのはとても幸せなことです。

 さて、中島氏は当時からたいへん優秀な後輩でした。
彼と一緒に奄美大島でフィールドワークした10数年前(当時N村は奄美大島が修士論文のフィールドだったので案内役となった)、彼は独自のルートで探した池に躊躇なく入り“手製の網”をふるっていました。

そして……

「先輩、いいものが捕れました」

と見せてくれたものは指先に乗った数mmの虫。それは本書の49ページの右上の写真のようなもので、鳥屋(鳥を愛好し、その観察・調査・研究などを趣味とする人)のN村には「ど、どこに虫がいるのかな…?」としか言いようのないものでした。

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このような小さな昆虫の世界が水中には広がっているのか、と驚かされたものです。

 そんな中島氏が中心となって作ったこの図鑑は、まさに執筆陣の情熱の集大成とも言える一冊で、発売前からかなりの話題です。日本の水生昆虫を網羅」「美しい生体写真」「わかりやすい同定この3点にこだわっており、1人でも多くの人に水生昆虫のおもしろさに気付いてもらいたいという願いが込められています。ぜひ「宝石のような」水生昆虫の世界を感じてください。

 ちなみに、表紙左下のエグリタマミズムシというかわいい虫は奄美群島の特産種です。奄美に特に思い入れのあるN村が、ほかの写真を差し置いて真っ先に表紙に選んだことは、著者陣にも内緒です(笑、でも中島氏は感づいているはず)。

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文一総合出版 編集部:N村(日本の水生昆虫 編集担当)


ネイチャーガイド 日本の水生昆虫
中島 淳、林 成多、石田和男、北野 忠、吉富博之/著
A5判 352ページ 定価(本体5,000円+税) 2020年1月23日発売
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